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2026.03.17(火)09:00

PBL紹介/岩瀬酒造

産学連携プロジェクト(PBL)のご紹介です。
連携団体:株式会社正上 https://www.shoujyou.com/
連携団体:ちばぎん商店株式会社 https://cbmnet.co.jp/
採用学生:古屋 大/3年 グラフィックデザインコース(千葉県立生浜高等学校出身)

老舗酒蔵の新商品「古酒アイス」パッケージを学生がデザイン!

千葉デザイナー学院の学生が、御宿町に蔵を構える老舗酒蔵「岩瀬酒造」の新商品**「古酒アイス」**のパッケージデザインに挑戦しました。

今回のプロジェクトでは、21名の学生がコンペに参加。
その中から厳正な審査を経て、古屋大さんのデザインが採用されました。

長い歴史を持つ酒蔵の伝統と、学生の新しい発想が融合したパッケージをご紹介します。


老舗酒蔵「岩瀬酒造」と地域共創の取り組み

御宿町にある岩瀬酒造は、1723年創業の老舗酒蔵。
蔵からほど近い場所には、童謡「月の沙漠」で知られる御宿海岸が広がり、房総の自然に囲まれた環境で酒造りを続けています。

岩瀬酒造の日本酒「岩の井」の特徴は、硬度約240度という国内屈指の超硬水を仕込み水として使用していること。
房総半島の貝殻層を通ったミネラル豊富な地下水により、酸味やほのかな苦味を感じる力強い味わいが生まれます。

また、米の旨味を最大限に引き出すため、伝統的な山廃仕込みにこだわり、全体の約3割を山廃仕込みで醸造しています。香りや甘さを抑えた飲み飽きしない味わいは、和食だけでなくさまざまな料理と相性が良く、ワインで例えるとフルボディタイプの日本酒ともいえる酒質です。


新商品「古酒アイス」

今回デザイン課題となったのは、岩瀬酒造の秘蔵古酒を使用した新商品**「古酒アイス」**です。

開発のきっかけは、バニラアイスに古酒をかけて試したところ、甘みと古酒の深い味わいが絶妙に調和し、贅沢なデザートになったことでした。

その後、成田ゆめ牧場とのコラボレーションにより、ミルクに古酒を混ぜ込んだ濃厚で上品な味わいのアイスとして商品化。蔵開きやマルシェイベントなどで先行販売を行い、多くの来場者から好評を得ています。

今後、小売店や飲食店での販売を見据え、パッケージデザイン制作が進められました。


「ちばのキラリ商品支援事業」コラボ企画

今回の取り組みは、千葉県が実施する**「ちばのキラリ商品支援事業」**の一環として行われました。

県産農林水産物などの地域資源を活用した商品開発を支援する事業で、県内事業者とクリエイターをつなぐ特別企画として、千葉デザイナー学院の学生がパッケージデザイン制作に参加しました。

学生たちは商品の歴史を学び、実際に酒蔵を訪問しながら理解を深めた上で、コンペ形式でデザイン案を提案しました。


「C-VALUE」プロジェクトによる商品開発支援


今回の商品化は、ちばぎん商店株式会社が展開するプロジェクト**「C-VALUE」**の取り組みの中で実現しました。

C-VALUEは、千葉に埋もれている本当に良いものを見つけ出し、新しい千葉ブランドを生み出すプロジェクトです。

商品企画、販売戦略、ウェブマーケティング、クリエイティブ、クラウドファンディングなど、各分野のプロフェッショナルがチームとなり、ハンズオンでプロダクト開発を支援。スタートアップからスケールアップまで伴走しながら、千葉から全国・世界へと広がるブランドの成長を目指しています。

今回の「生しょうゆ」パッケージプロジェクトも、その一環として実施されました。


採用学生コメント

「岩の井跡」

今回、21名という多くの応募者の中から採用していただき、誠にありがとうございます。

本デザインは「古(いにしえ)」をコンセプトに制作しました。
「古酒」という言葉を初めて聞いた際、「古」の文字に着目し、そこから遺跡を連想してデザインへと展開しました。

遺跡のイメージに寄り過ぎると商品の印象から離れてしまうため、古酒とアイス双方の要素をバランスよく残し、親しみやすいデザインを意識しています。配色は白と黒を基調としたシンプルな構成としました。

また、尼僧院の壁の彫刻やクエラップ遺跡などを参考に制作し、どの店舗に並んでも違和感のないパッケージになるよう、お客様の視点を意識して制作しました。


クラウドファンディングで先行販売

「古酒アイス」は、クラウドファンディングで先行オンライン販売を実施。※2026年3月11日現在
2026年4月以降、酒販店などでの販売に向けて準備が進められています。

千葉の学生が手がけたパッケージと、熟成古酒とミルクのマリアージュによる贅沢な味わいを、ぜひお楽しみください。
※本製品にはお酒が含まれています。お子様やアルコールに弱い方はご注意ください。

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