2026.10.06(火)09:00
PBL紹介/UHA味覚糖
産学連携プロジェクト(PBL)のご紹介です。
連携団体:UHA味覚糖株式会社 https://www.uha-mikakuto.co.jp/
採用学生:玉坂 天音(千葉県立袖ヶ浦高等学校出身)

千葉県産梨の魅力を全国へ。「豊水グミ」のパッケージを学生がデザイン!
千葉デザイナー学院は、UHA味覚糖との産学連携プロジェクトとして、千葉県産梨「豊水」の果汁を使用した「豊水グミ」のパッケージデザインに取り組みました。
今回のプロジェクトは、全国各地の果物のおいしさを届ける「ご当地PREMIUM」シリーズの商品づくりに、地域でデザインを学ぶ学生の発想を活かす取り組みです。本校の玉坂 天音さんが制作したデザインがパッケージに採用され、商品は2026年10月6日(火)より全国のコンビニエンスストアで販売を開始します。※一部お取り扱いのない店舗もございます。
千葉県産梨の魅力を伝え、店頭で思わず手に取りたくなる商品へ。企業から提示された課題にデザインで応えた、今回の取り組みをご紹介します。
地域のおいしさを届ける「ご当地PREMIUM」
キャンディやグミなど、幅広い菓子商品を展開するUHA味覚糖。「おいしさは、やさしさ」を企業理念に掲げ、商品づくりを行っています。
同社が展開する「ご当地PREMIUM」は、全国各地の果物のおいしさをグミやキャンディにのせて届けることをコンセプトにしたシリーズです。地域の果汁を使用するとともに、産地の学生がパッケージデザインに関わることで、地域ならではの魅力を発信しています。
今回着目したのは、千葉県産梨「豊水」。そのおいしさや魅力を全国のお客様へ伝えるため、千葉県内でデザインを学ぶ本校の学生に、パッケージ制作のお声がけをいただきました。
千葉県産「豊水」のおいしさを伝える商品づくり
「豊水」は、豊富な果汁と、甘みと酸味のバランスが特徴の梨です。「豊水グミ」は、その果汁を使用した商品として企画されました。
制作にあたって求められたのは、千葉県産梨を使用したグミであることがわかり、果実のおいしさや魅力が伝わるパッケージです。
素材の特徴を理解したうえで、どのような色や形、文字で表現すれば、購入する方に魅力が届くのか。地域の特産品を商品として発信するための、具体的なデザイン課題に取り組みました。
店頭で「手に取りたくなる」ための課題解決
数多くの商品が並ぶグミの売り場では、商品の特徴が伝わるわかりやすさと、目を引く表現の両方が求められます。
今回の課題も、千葉県産梨の地域性を活かしながら、日常のお菓子売り場で手に取りたくなるパッケージをつくることでした。
産地や品種を伝える情報、食べてみたいと思わせるビジュアル、ブランドとしての統一感。それぞれの役割を考え、限られたスペースの中で組み合わせていく必要があります。
企業が伝えたい商品の魅力と、お客様が商品を選ぶときの視点をつなぐこと。今回のプロジェクトは、デザインを通じて商品の訴求に関する課題に向き合う、実践的な学びとなりました。

※提案時に制作した店頭での陳列イメージです。
梨園の風景を描いた、あたたかみのあるパッケージ
玉坂さんは、豊水梨のやさしい味わいが伝わるよう、全体をあたたかく穏やかな雰囲気でまとめました。
パッケージには大きな梨のイラストを配し、枝や葉を組み合わせることで、梨園の風景を思わせる構成にしています。モチーフはシンプルな形で描きながら、ぼかした影を加え、奥行きや重なりを感じられるよう工夫しました。
梨の描写には、クレヨンタッチの柔らかな質感を採用。写実的に描き込みすぎず、果実のやわらかな甘さや親しみやすさを感じてもらえる表現を目指しています。
また、パッケージの縁には、秋らしいアーガイルチェックを連想させる柄を配置。背景の淡いストライプと組み合わせ、上品さと軽やかさを表現しました。裏面にも同じチェック柄を取り入れ、表裏で統一感のあるデザインに仕上げています。
おいしさのイメージと、情報の伝わりやすさを両立
パッケージの表面には、「千葉県産 豊水梨 果汁使用」の表示と商品名「豊水グミ」を配置しています。
大きな梨のイラストで素材を印象づけながら、商品名を白い文字で大きく見せ、どのような商品なのかが伝わる構成としました。さらに、「じゅわっとしあわせ!」のコピーを弧を描くように配置し、果汁感や食べる楽しみを表現しています。
ブランドロゴには、全体の色調になじむ茶色を使用。指定されたロゴの配置などの制作条件を踏まえながら、パッケージ全体のまとまりを意識しています。
提案資料には、実際の売り場を想定した店頭イメージも盛り込まれています。作品単体の見え方に加え、ほかの商品と並んだ際の印象まで示した提案となっています。
学生のデザインが商品パッケージへ
地域の素材を理解し、その魅力を伝える表現を考え、実際の商品パッケージへとつなげる。今回の取り組みは、学生が企業の商品づくりに関わり、デザインが社会で果たす役割に触れる機会となりました。
千葉県産梨の魅力と、学生が手がけたあたたかみのあるパッケージを、ぜひ店頭でご覧ください。
千葉デザイナー学院では、今後も産学連携を通じて、企業や地域の課題に向き合い、デザインによる解決を提案する実践的な学びを推進してまいります。